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FIS FUJIEI INTERIOR STUDIO

中村工芸ファクトリーツアー【+Report】

実際にモノづくりを体感できる、FIS × nakamura コラボイベント 中村工芸ファクトリーツアーを先日開催いたしましたのでその様子をご紹介させていただきます。

ファクトリーツアー開催概要については下記をご覧ください。
中村工芸ファクトリーツアー開催

中村工芸は創業70 年の東大阪市を拠点とする家具メーカーです。
商品の企画、設計、製作まで自社で行われており、こだわりの詰まった家具作りの裏側が分かるファクトリーツアーとなりました。



ファクトリーツアー

1F のショールームでは多くのnakamura 製品を実際に体感することができます。
2F の広々とした工場は、一目でそれぞれの職人方の動きが見渡せる1 フロアの作業場となっています。
工場内ではひとつひとつの工程を職人が手仕事で手掛けており、レベルの高い職人技を真近で見る事ができました。

ボタン絞り

ボタン絞り仕上げは特に高い技術が必要な工程です。 
カットされていない1 枚の張地を使い、シワ感など感覚で立体的に綺麗に張っていきます。
とても労力と根気がいる作業のため他社では断られてしまう布地でも、nakamura ではレベルの高い職人技術により縫製が可能です。

枠組み作り

ソファ・チェアの中身などは普段見る事はないと思いますが、ソファの座り心地はウレタンの厚み・比重で大きく変わってきます。ファクトリーツアーでは、ウレタンの種類を変えて硬さの変化を体感していただきました。
nakamura では座り心地も 柔らかめ・硬めなど、別注で自由に変更する事が可能です。

見えない部分こそ強度・座り心地に影響します。丁寧かつスピーディーに製作されていました。
これがnakamura クオリティかと実感でき、いつまでも作業を見ていたくなるような技術の数々でした。

縫製

張り地の裁断や縫製など重要な工程においてはハンドメイドにこだわり、美しく、長く愛用できる品質に仕上げられています。 裁断は頭の中で二次元から三次元で考えて把握する必要があり、とても経験が必要な作業です。縫製も布地によって硬さが違い、ミシンによっても感覚が異なってくるので、縫い加減を微調整してどの生地であっても、ソファ・チェアに張った際に仕上がりが同じになるように工夫をされています。縫製の技術から生まれる仕上がりの美しさを感じました。

チェアやクッションのアクセントとなる、コードパイピングの中身です。生地の端を細長い布にコードを挟んで仕立ててきます。生地が4枚重なった状態で縫い上げるため、ズレや歪みが生じやすく、経験と技術が必要です。くっきりとした印象に仕上げる装飾性だけでなく、生地の縫い目がほつれにくくなる機能性もあります。


ワークショップ

ワークショップでは実際に業務用ミシンを使用して、クッションカバーやボタン絞りで使用するボタン作りを体験していただきました。普段ミシンを使われない方がほとんどで、苦戦されている方も多かったですが、職人の方に丁寧にサポートしていただきました。皆様とても楽しそうに作業をされており、完成したカバーやボタンは自分だけの愛着のあるモノになったかと思います。





2日間多くのお客様にご参加いただき、ありがとうございました。
今回ご参加いただいた方に、先行して新製品も体験していただきました。
お客様のご意見も参考に商品開発をされており、デザイン的にもスタイリッシュで皆様にとても好評でした。
発売は来春頃を予定とのことで非常に楽しみです!
今後もFIS ではブランドについてより深く知っていただくためのセミナーや展示会などを企画してまいります。
INTERIOR PLACE を通して発信していきますので、是非次回イベントもご期待くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。

藤栄スタッフも楽しく挑戦しました♪

nakamura